2009年に高血圧のガイドラインが変更したことに伴い『週刊パーゴルフ』にて
血圧のコントロールと塩分摂取についてコメントさせていただきました。
ちなみに来週号にも掲載予定ですのでご覧ください。
5月4日号の内容をまとめると
①日本人は理想的な塩分量(6g)の倍は摂っていること
②高血圧の原因の大部分(90%)は塩分の過剰摂取によるものと考えられること
③高血圧の症状よりも脳卒中や心筋梗塞の原因になることが怖いこと
手軽に始められる高血圧の対策としては
①自分が普段摂っている食事の塩分量を見てみること
②1日に何回も血圧を測定すること
一番大事なことは血圧を下げることではなく高血圧に伴う
合併症を防ぐことにあるということを認識することです。
頑張りましょう!!
前回に引き続いて
『Aerobic Interval Trainig vs Continiuous Moderate Intensity Exercise as a Treatment for the Metabolic Syndrome』 Ciruculation 2008
詳しくはこちらをご参照ください http://circ.ahajournals.org/cgi/content/abstract/118/4/346
からお話を進めたいと思います。
高負荷の有酸素運動メニューでは通常の有酸素運動群と比べて
①心肺機能の改善が優れていた。
②NOの上昇が認められた(通常の有酸素運動群では変化なし)
③LDL(悪玉)コレステロールの17%改善(通常の有酸素運動群では変化なし)
④血糖値の‘明らかな’改善が認められた
⑤HDL(善玉)コレステロールの25%上昇
内容で勝っていました。
(ちなみにこの論文でのエクササイズの定義は以下のようになされています。通常の有酸素運動の定義は最大心拍数の70%でのエクササイズ、高負荷の有酸素運動とは最大心拍数の90%でのエクササイズと定義されています。これを週3回16週間続けています。)
こんなつらいトレーニングできないようと嘆いている皆様に素晴らしい情報があります。
私たちの研究では(一部東大の研究にもありますが)
『加圧トレーニング』
がメタボの改善に大きく寄与すると思いますよ。
やっぱり加圧はすごいという結論で終わってしまいましたね。
個人的には加圧トレーニングは東大をはじめとする大学レベルで研究がなされているので
治療に非常に応用しやすいという利点があります。つまり誰もしていない治療をしようと思う時に加圧トレーニングでは基礎研究が先行しているので理論づけしやすく、患者さんの同意や納得を引き出しやすいというメリットがあります。
いずれにしてもエクササイズを取り入れた治療では結果が出やすいというメリットと効果が大きいという2つの嬉しい結果をもたらします。
皆様もお忙しいこととは思いますが、頑張ってエクササイズをしていただきたいと思っています。
※糖尿病、高血圧や高脂血症といった合併症のある方はエクササイズをされる前に主治医の先生と
必ずご相談ください。エクササイズを治療として用いるのであれば医師と患者が2人3脚で取り組んでいく必要があると思います。もしそういった主治医がいらっしゃらない場合は私どもにご相談ください。
前回に引き続いて
『Aerobic Interval Trainig vs Continiuous Moderate Intensity Exercise as a Treatment for the Metabolic Syndrome』 Ciruculation 2008
詳しくはこちらをご参照ください http://circ.ahajournals.org/cgi/content/abstract/118/4/346
からお話を進めたいと思います。
この研究では
『高負荷のエクササイズプログラム』がメタボを改善するために有効だと結論しています。
16週間後に『高負荷のエクササイズプログラム』をしていた患者の50%がメタボからの脱却に成功し、これまでの低負荷の有酸素運動に比べて高負荷のエクササイズをした群ではメタボ治療の有効性が高かったとしています。
(この結果にビックリされる方もいると思いますが、私たちのクリニックではメニューに従っていただければ2か月以内に大半の方がメタボから脱却されます)
具体的にどんな風に良かったというかと…
血管内皮機能の改善 ⇒血管の詰まりに大きな役割を果たしている臓器
脂肪と筋肉でのインスリン反応性の向上 ⇒血糖調整に大きな意味を持つ
血圧と体重はどちらのエクササイズでも減少した ⇒運動って素晴らしいですよね。
医療者じゃない方向けに平たく申し上げますと、
高負荷の有酸素運動は将来の重大な合併症を予防するのに有効だということです。
これって重要ですよね。
次回はもう少し具体的なメニューと改善点についてご報告したいと考えております。
お楽しみに。
恵比寿セントラルクリニック
院長 大友博之
だいぶ挑戦的な題名ですが、何も私の個人的な意見ではないのですよ。
AHA(American Heart Association)
という由緒正しいアメリカ循環器学会が出版している雑誌に
載っている論文の内容ですから。
この論文について数回に分けてご報告しようと思います。
『Aerobic Interval Trainig vs Continiuous Moderate Intensity Exercise as a Treatment for the Metabolic Syndrome』
Tjonna AE et al. Ciruculation 2008
訳すと
『メタボリックシンドロームに対する間歇的な有酸素運動と持続的な有酸素運動を比べて』
的な内容です。
まずはおさらいからしたいと思います。
なんでメタボはダメなのでしょうか?
見栄え以外に問題があるから国やお医者さんは『治せ、治せ』とうるさいんですよね。
それはメタボを放置していると癌、糖尿病や心筋梗塞といった心臓の病気に3倍なりやすくなるからです。
つまりメタボをほっておくことは将来の病気のなりやすさが上がることと同じことです。
ちなみにアメリカでは25%の成人、12%の小児がメタボに罹患しているといわれています。
メタボは
①高血圧
②高血糖
③脂質異常
④血液中のインスリン高値
⑤お腹周りの余計な脂肪
で定義されます。
この重大な状態に対する治療がアメリカの循環器学会から発表されました。
しかも日本でこれまで推奨されてきた運動方法と異なったやり方でメタボの効果がより良く出たというから穏やかではないですよね。
具体的な内容については次回ご報告いたします。
ちなみに恵比寿セントラルクリニックではAHAが発表した内容を超えたレベルのエクササイズメニューを提唱してでメタボやダイエットの改善に役立てています。
気になる方は是非一度いらしてください。
恵比寿セントラルクリニック
大友博之
『若いのヒケツ』 ~こうして落とせ血糖値~
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/highlight/img20100413_wb_o1.html
に出演いたしました。
最後の運動療法の部分で私どものクリニックでのエクササイズ風景が
上記番組で取り上げられました。
出演してくださったのは東京慈恵会医科大学ペインクリニック 診療部長の
北原雅樹先生です。
僕の師匠でボスですが、僕の患者??さんでもあります。
食事療法に関しては決して優等生とは言えないのですが、
運動療法に関しては非常な優等生であられます。
クリニックには月に1回ほどのご来院でエクササイズされていかれますが、
『加圧ベルト』を用いて加圧トレーニングをほぼ毎日されておられます。
なんだ仲間内のヤラセかよと思われた読者の皆さま。
真実は北原先生のブログにあります。ご覧ください。
(正直院長の私には頭が痛いこともたくさん書いてあります(・_・;))
詳しくは北原先生のsustainable減量記をご覧ください
http://masasan-tokyo2.blogspot.com/
せっかく運動慮法について取り上げていただいたので、
次回からは世界の運動療法の最先端情報をご報告させていただこうと思います。
恵比寿セントラルクリニック
大友博之
追伸:
ワールドビジネスサテライトの取材班の方の熱意にはびっくりいたしました。
その事前の下調べの情報量も行動力も見習わなくてはと思いました。
夜遅くからの取材を引き受けてくださったこと、深く感謝いたします。
もう一つ。
懐かしい患者さんからテレビをご覧になったとのご連絡をいただいたようです。
すごく嬉しかったです。
わざわざお電話くださったことをこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。
これからもエクササイズで少しでも多くの人の健康に寄与できるよう頑張る
所存であります。
今後ともよろしくお願いいたします。