トリガーポイント治療 ~筋筋膜痛症候群の診断~

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2009年12月31日

なんで筋筋膜痛症候群が診断されにくいには理由があります。  

厄介なことに 筋肉の痛みは画像診断法 (CTやMRI) で特徴的な結果を示すことはない からです。  

だからといって、診断する方法が無いわけではありません。  

筋筋膜痛症候群を疑わせる所見は以下の3つです。

①筋肉が疲労しやすくなっている : 例えば夕方になると痛みが増してくるとか(本当にひどくなると朝から晩まで痛いと言う人もいますが・・・)、 お風呂に入ると痛みが楽になるといったことです。

②筋肉が固くなって伸びにくくなっている 筋肉が固くなって伸びにくくなっているとは、専門的に言うと関節可動域(ROM)が制限されることです。   →分かりにくいですね。一言で言うなら‘カラダがかたい’ってことです。 首を曲げたときに顎が胸に付かないとか、首を回したときに肩甲骨が見えない、 首を横に傾けても45度以上曲がらない状態のことを言います。 

③押すと痛みを感じる固くしこった点が筋肉内にある 痛みを感じている場所の周辺に押すと痛みを強く感じる場所があることです。 (割と親指でしっかり押さないと分からないかもしれません)  

もう一つ大事な概念はカラダの中からの原因のことがあることです。整形外科ではあまり採血しないために見逃されていますが、2005年に発表された論文(※)によると筋筋膜疼痛症候群を引き起こす重要な所見は以下の4つです。

骨格のゆがみ、関節可動域の低下
貯蔵鉄の低下
甲状腺機能の低下
ビタミンDの低下

※A review of myofascial pain and fibromyalgia –factors that promote their persistence ACUPUNCTURE IN MEDICINE 2005

当院では問診、アンケート、姿勢評価装置と身体所見によってまず初めに『骨格のゆがみ』、『関節可動域の低下』について正確に診断します。

内科的な疾患は数回の治療にて改善しなかった場合に、採血などであらためて評価しております。

そういった意味では筋筋膜痛症候群は除外診断ですが、 実はかなり多くの痛みの原因であることが分かります。

次回は筋筋膜痛症候群の治療についてお話申し上げます。