前回に引き続いて
『Aerobic Interval Trainig vs Continiuous Moderate Intensity Exercise as a Treatment for the Metabolic Syndrome』 Ciruculation 2008
詳しくはこちらをご参照ください http://circ.ahajournals.org/cgi/content/abstract/118/4/346
からお話を進めたいと思います。
この研究では
『高負荷のエクササイズプログラム』がメタボを改善するために有効だと結論しています。
16週間後に『高負荷のエクササイズプログラム』をしていた患者の50%がメタボからの脱却に成功し、これまでの低負荷の有酸素運動に比べて高負荷のエクササイズをした群ではメタボ治療の有効性が高かったとしています。
(この結果にビックリされる方もいると思いますが、私たちのクリニックではメニューに従っていただければ2か月以内に大半の方がメタボから脱却されます)
具体的にどんな風に良かったというかと…
血管内皮機能の改善 ⇒血管の詰まりに大きな役割を果たしている臓器
脂肪と筋肉でのインスリン反応性の向上 ⇒血糖調整に大きな意味を持つ
血圧と体重はどちらのエクササイズでも減少した ⇒運動って素晴らしいですよね。
医療者じゃない方向けに平たく申し上げますと、
高負荷の有酸素運動は将来の重大な合併症を予防するのに有効だということです。
これって重要ですよね。
次回はもう少し具体的なメニューと改善点についてご報告したいと考えております。
お楽しみに。
恵比寿セントラルクリニック
院長 大友博之
『若いのヒケツ』 ~こうして落とせ血糖値~
http://www.tv-tokyo.co.jp/wbs/highlight/img20100413_wb_o1.html
に出演いたしました。
最後の運動療法の部分で私どものクリニックでのエクササイズ風景が
上記番組で取り上げられました。
出演してくださったのは東京慈恵会医科大学ペインクリニック 診療部長の
北原雅樹先生です。
僕の師匠でボスですが、僕の患者??さんでもあります。
食事療法に関しては決して優等生とは言えないのですが、
運動療法に関しては非常な優等生であられます。
クリニックには月に1回ほどのご来院でエクササイズされていかれますが、
『加圧ベルト』を用いて加圧トレーニングをほぼ毎日されておられます。
なんだ仲間内のヤラセかよと思われた読者の皆さま。
真実は北原先生のブログにあります。ご覧ください。
(正直院長の私には頭が痛いこともたくさん書いてあります(・_・;))
詳しくは北原先生のsustainable減量記をご覧ください
http://masasan-tokyo2.blogspot.com/
せっかく運動慮法について取り上げていただいたので、
次回からは世界の運動療法の最先端情報をご報告させていただこうと思います。
恵比寿セントラルクリニック
大友博之
追伸:
ワールドビジネスサテライトの取材班の方の熱意にはびっくりいたしました。
その事前の下調べの情報量も行動力も見習わなくてはと思いました。
夜遅くからの取材を引き受けてくださったこと、深く感謝いたします。
もう一つ。
懐かしい患者さんからテレビをご覧になったとのご連絡をいただいたようです。
すごく嬉しかったです。
わざわざお電話くださったことをこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。
これからもエクササイズで少しでも多くの人の健康に寄与できるよう頑張る
所存であります。
今後ともよろしくお願いいたします。
糖尿病の基本と言えば食事療法と運動療法(エクササイズ)。
糖尿病を治療する上でまず欠かせないのは食事を見直すことです。
しかし、食事を見直す、サプリメント、健康飲料を摂るだけでは根本から治療したことにはなりません。
何故ならカラダの中の血糖を制御するシステムが変わっていないからです。
システムを変えるには、筋肉をつけた上で体脂肪を燃焼する必要があります。
つまり食事療法にエクササイズを併用する必要があるのです。
エクササイズを加えることによりどのような効果が得られるのでしょうか?
基礎代謝量とは除脂肪体重に30をかけたものと規定されます。
ですから体重が60kgで体脂肪率が25%であれば基礎代謝量は1350kcalとなります。
同じ60kgでも体脂肪率が15%であれば基礎代謝量は1530kcalです。
基礎代謝量が低いままだと厳しい食事制限を続けていかなくてはなりません。
ですから基礎代謝量を増やすためには筋量を増やす、つまり体重と体脂肪の比率が重要になってきます。
糖尿病治療に推奨されているウォーキングは長い事歩けば脂肪を燃焼する事が
できるかもしれませんが筋量を増やす事はできません。
そうなんです。
一般には、筋量を増やすには筋トレをしないといけません。
筋トレです。
この言葉を聞いただけでページを変えようとする方がいると思いますがお待ち下さい。
あくまで、これまでの常識です。
21世紀の現在は歩いているだけで筋量を増やす方法があるんです。
それは加圧トレーニングです。
加圧ベルトを巻きながら歩くだけで筋量を増やす事ができるんです。
ただ闇雲に歩けばよいというわけではなく、いくつかルールがあります。
ただし、糖尿病の進行具合によって、エクササイズの内容は変わってきますから
具体的なメニューは各々にあったものを外来でご教授させていただいております。
ちなみに糖尿病外来は基本的に月に1回。(保険診療)
その度にエクササイズの内容(もちろん食事内容も・・・)を御指導させていただきます。
ちなみにエクササイズでお使いいただくためにご用意していただきたい
加圧ベルトのお値段は 脚 52000円となっています。
これを使ってご自宅でトレーニングをしていただきます。
ただのベルトに5万円は高いと思われるかもしれませんが、
一生モノですから長い目で見れば十分以上に元が取れます。
血糖に悩んでいる方に加圧ベルトは非常に有用です。
是非お試し下さい。
恵比寿セントラルクリニック
大友博之
エクササイズの強度が高いとはどんなエクササイズでしょうか?
それにはエクササイズにはどんな種類があるのかを知る必要があります。
エクササイズは筋力トレーニング、有酸素運動、バランス運動、柔軟の4要素からなります。
どんな運動が必要かについてはその個人個人で違います。
体脂肪が多いのか、筋量が多いのかそういった特徴と知る必要があります。
あくまでも現在のですよ。
過去にスポーツをバリバリやっていてマッチョだった人でも
人によっては脂肪バリバリになっている可能性もありますし・・・
人間は活動度の負荷によって蛋白、脂肪、炭水化物の何をエネルギー源にするか決まっています。
|
活動量 |
蛋白 |
炭水化物 |
脂肪 |
| 安静時 |
1~5% |
35% |
60% |
| 軽度のエクササイズ |
5~8% |
70% |
15% |
| 中等度のエクササイズ |
2~5% |
40% |
55% |
| 高度なエクササイズ |
2% |
95% |
3% |
21世紀になってこれまで常識とされてきたことが非常識となりつつあります。
医療は進歩し続けるものなので、過去に良かったものが現在も良いとは限らないのです。
これまでの常識では脂肪を燃焼するためには『数十分以上の有酸素運動が必要』だとされてきました。
しかし、ハーバード大学の7000人以上における追跡調査で体重を落とすためにも、
死亡率を減らすためにも重要になってくるのは、
エクササイズの時間ではなく強度だということが判明しました。
死亡率に与える影響をエクササイズをしなかったグループの死亡率を1として相対的に較べると
エクササイズの強度が弱かったグループ:0.97
エクササイズの強度が普通だったグループ:0.9
エクササイズの強度が強かったグループ:0.87
という驚愕の結果が出ました。
それだけではなくマラソンなどの長時間のエクササイズをしている人では
①心臓への負担の兆候が認められた
②LDLコレステロールと中性脂肪の上昇
③筋量の減少
④LDLコレステロールの酸化亢進
⑤骨量の減少と骨粗鬆症のリスクの増大
とデメリットがある可能性が指摘されています。
それではどんな運動がカラダには良いのでしょうか?答えは、
高強度のエクササイズを短時間することです。
このことについて次回またコメントしたいと思います。
東京都渋谷区・港区で効果のある点滴治療をするなら恵比寿セントラルクリニックで…
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