グロインペイン症候群

ホーム > 免疫栄養療法外来 > 筋筋膜性疼痛症候群(MPS) > グロインペイン症候群

グロインペイン症候群(鼠径部痛症候群)



 

グロインペイン症候群とは鼠径部痛症候群とも言われるもので内転筋腱障害 、 腸腰筋の機能障害、鼠径管後壁欠損、外腹斜筋腱膜損傷、恥骨結合炎内転筋腱障害、スポーツヘルニア等と呼ばれることもあります。

 

症状

ランニングや起き上がり、キック動作など腹部に力を入れたときに鼠径部やその周辺に痛みが生じます。

原因と病態

他の競技と比べサッカー選手に多く見られ、一度なると治りにくいのが特徴です。体幹から股関節周辺の筋や関節の柔軟性(可動性)の低下による拘縮や骨盤を支える筋力(安定性)低下による不安定性、体幹と下肢の動きが効果的に連動すること(協調性)が出来ず不自然な使い方によって、これらの機能が低下し、痛みと機能障害の悪循環が生じて症状が慢性化していきます。
何らかの原因で可動性、安定性、協調性に問題が生じたまま、無理にプレーを続けると、体幹から股関節周辺の機能障害が生じやすくなります。

また、片足で立ってキックを多くするサッカーの動作そのものが発症の誘因になります。蹴り足側の負傷が多くみられます。

診断

サッカー選手(※)など片足立ちでキックを多くするスポーツをしていて、鼠径部周辺に痛みを訴え、圧痛などがあれば診断可能です。

※症状を発症した有名サッカー選手には、中田英寿選手、中村俊輔選手や元フランス代表のジダン選手等がいます。

検査

パトリックテスト

肢内外旋テスト

治療

可動性、安定性、協調性の問題を評価し、それを修正するアスレチックリハビリテーションを行います。マッサージ、筋力訓練、協調運動訓練などが基本です。
複雑な病態であり、人それぞれ様々な要因が考えられますが、内転筋群及び腸腰筋の機能障害が主な原因のようです。

サッカー動作の股関節屈曲、または回旋動作などの繰り返し動作が腸腰筋ならびに鼠径部とのストレスを生じ、機能障害を生み出していると考えるものです。

当院ではリハビリ及びIMSを中心に治療を行っています。

リハビリでは内転筋群や腸腰筋のストレッチ及び強化運動訓練を行うだけではなく、様々な状況下でも姿勢を保てるようにコアを鍛える必要があります。当院では加圧ピラティスによって効率的なリハビリを行っています。

IMS(鍼治療)を行う場合は内転筋群、腸腰筋を始めとした複数の筋肉にアプローチして治療を行います。基本的には筋肉の緊張を緩めて、鼠径部への負担を軽減することが目的です。

免疫栄養療法外来費用一覧