プロゲステロン補充療法
人には2種類の女性ホルモンあります。1つは良く知られたエストロゲンでもう1つがエストロゲンと相乗的に働くプロゲステロンです。プロゲステロンは「妊娠ホルモン」ともいわれており、妊娠を維持する事に重要な役割を果たしています。それ以外のプロゲステロンの重要性は余り知られていませんが、エストロゲンの働きが過剰になる事を防いでくれます。(エストロゲン過剰の症状:子宮内膜症、不正出血、気分のムラ、イライラが上げられます。)閉経前にプロゲステロンはエストロゲンよりも早く消失することが知られています。エストロゲンとと共同で作用することにより、加齢や更年期前後の諸症状を改善します。
プロゲステロンの効果
- 更年期障害諸症状の改善
- 生理前症候群の改善(生理痛、気分のむら、月経時偏頭痛)
- 気分、睡眠の改善
- 乳がん、子宮がんの予防
プロゲステロンの副作用
【患者さんの声】
これまで私が正常だと感じたただ一つの時間は私が妊娠していた時でした。そうでないときは、私は毎月1週間悲惨でした。天然プロゲステロンを開始してから2ヶ月ほどしたときから、調子がとてもよく感じます。もう月経前症候群(PMS)、頭痛、膨満感、痙攣はなくなりました。
人工プロゲステロン(プロゲスチン)との違い
プロゲステロンは、繰り返しになりますが、加齢していく女性におけるエストロゲンと同じく重要な女性ホルモンです。プロゲステロンは卵巣によって生成されるホルモンで、エストロゲンの均衡を保つために自然に使用されます。それはまた、安全に効果的に更年期の症状を和らげることができ、癌に対しては防御となり、骨粗鬆症を防ぎ、全体的に健康を改善します。
国内でエストロゲンと一緒に用いられることが多いのが合成プロゲスチン(商標名プロベラ)です。これらの合成プロゲスチンは、合成エストロゲンのように重大な問題と副作用を引き起こします。
人工プロゲステロンは自然のプロゲステロンが生み出す効用を提供しません。
JAMA (July 23, 2002)で引用された最近の研究はエストロゲンとプロゲスチンの異なった組み合わせや形態を利用した大きなホルモン研究です。この研究の一部は、統計的に有意差のある乳癌の事故が増加したために早く終了させられました。このWHI研究では、エストロゲンが犯人であると思われたが、
乳癌の頻度が増加した責任は実際には人工プロゲステロンチンであることが実証されました。(ちなみにプレマリンあるいはエストロゲン単独での研究群では問題はありませんでした。ところが、メディアは、ホルモン補充はすべて危険、あるいは、プレマリンは問題と誤って伝えました。)
プロベラ(プロゲスチンあるいは合成プロゲステロン)は催奇形物質です。それは先天的欠損症を引き起こし妊娠中は絶対に避けなければなりません。明らかに、これらのホルモンは互いに反対で、構造上、代謝上、生理学上2つの完全に異なるホルモンです。
合成プロゲスチンは膨満感、腫脹、乳房の圧痛、出血やうつといった症状を引き起こします。