酒さとサプリメント

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2017年3月16日

 

★酒さは完治しない!?酒さとうまく向き合うには…

酒さは赤ら顔や大人ニキビを特徴とする、特に顔に発症する慢性の皮膚の病気です。酒さの症状を抑える治療法はいくつかあります。ただ永久に再発しないという治療法はまだ見つかっていないため、一旦発症すると完治させることは難しいと言えます。

酒さによる不快感を和らげる方法の一つとしてサプリメントが挙げられます。近年、サプリメントは世界的に使用されており、多くの人々の健康維持に貢献しています。その効果は、精神を覚醒させたり、筋力を高めたり、ストレスを軽減させるなど、非常に多岐に渡り、病気の予防にもつながっています。酒さにおいても、食生活を工夫したり、サプリメントを使用したりすることで、症状が改善することが知られています。

 

★酒さに効果があるといわれているサプリメントや食べ物

酒さの症状を改善させる効果が知られてものとして、ビタミンA、リボフラビン(ビタミンBの一種)、ビタミンB12、ビタミンD,ビタミンCといった「ビタミン」があります。また皮膚や血管など様々な組織を修復する働きや、免疫力を強化する働きのある「亜鉛」も酒さとの関連が研究されており、酒さの症状改善に亜鉛が重要な役割をしていることがわかっています。

この他、酒さの患者さんの消化機能を分析した研究により、胃酸やリパーゼ(膵臓から分泌される消化酵素)の量が少ないということが明らかになっており、これらの消化酵素を補うような食事によっても、酒さが改善することが報告されています。

 

★酒さにビタミンA!

ビタミンAは免疫力を整え、傷ついた皮膚を修復する作用があります。また、傷ついた皮膚が肥厚する(厚く盛り上がってしまう)のを防ぎ、きめの細かい潤った皮膚を保つ効果があります。渋谷セントラルクリニックで処方するお勧めの量は、酒さの症状がある場合、1日25000IUです。この用量を2~3ヶ月続け、その後は1日12500IUに減らし、酒さの症状が改善するまで続けます。ただし、妊娠中の場合、ビタミンAは胎児に影響を与える可能性が指摘されているため、注意が必要です。ビタミンAが豊富に含まれる食物としては、タラ肝油、卵、バター、ミルク、ニンジン、ほうれん草、サツマイモなどがあります。

 

★酒さにビタミンB

ビタミンBのうちリボフラビン(ビタミンB2)は、皮膚の抵抗力を改善し、高めることで、酒さの原因といわれているニキビダニなどの感染を防ぐことができます。また、ビタミンB12は傷ついた細胞を修復し、新しい細胞の成長を促す働きがあります。酒さの患者さんではビタミンBが足りていないことが多く、サプリメントを用いて補充するのは有効な手段です。渋谷セントラルクリニックでお勧めしている量は、ビタミンB12とビオチン(ビタミンB7)は50µg、葉酸(ビタミンB9)は400µg、その他のビタミンB群は50mgで、毎日お食事とと一緒に取り入れると効果的です。

 

★酒さにビタミンC

ビタミンCやフラボノイドは、血管や皮膚を構成している重要な物質であるコラーゲンを作るために必要な成分です。酒さの原因の1つとして、皮下の血管が障害されることが考えられているため、血管を強化したり、免疫力を整え、炎症が制御できたりすることで、酒さの症状を改善させる効果が期待できます。渋谷セントラルクリニックでお勧めしている量は1日2回、ビタミンCは1000mg、フラボノイドは500~650mgです。ビタミンCを豊富に含む食物としては、トマト、オレンジ、グレープフルーツ、ジャガイモ、ブロッコリー、イチゴなどがあります。

 

★酒さに亜鉛と銅!

亜鉛は、皮膚や血管、その周辺の結合組織など、様々な組織を修復する働きや、免疫力を強化する働きがあります。亜鉛が不足している場合、皮膚の症状として発疹が現れます。また、銅にも同様の効果があり、酒さの患者さんにおいては、いずれも長期間服用することが推奨されています。渋谷セントラルクリニックでお勧めしている量は、1日1回、亜鉛15~35mg、銅1~3mgです。亜鉛を豊富に含む食物としては、カキ、カニ、ヨーグルト、牛肉、カシューナッツ、アーモンド、豆などがあります。

 

★酒さに亜麻仁油!

亜麻仁油は皮膚の治癒スピードを促進する効果があり、毎日摂取することで酒さの赤みを抑えることができます。より効果を高めるためには、皮膚の機能を維持するブドウ種子エキス(グレープシードエキス)と混ぜる方法もあります。また、炎症を抑える作用をもつ月見草油(イブニングプリムローズオイル)を一緒に使うことで、かゆみや痛みを和らげ、皮下の血管を収縮させる効果も得られます。渋谷セントラルクリニックでお勧めしている量は、1日1回、亜麻仁油スプーン1杯とブドウ種子エキス約50mgを混ぜ合わせたものを摂取します。月見草油は1日3回1000mg、計3000mgです。

 

★酒さにプロバイオティクス!

プロバイオティクスは、消化を助ける働きを持つ善玉の腸内細菌です。この善玉菌は、消化管に侵入した微生物や不純物を取り除く効果があります。その結果、免疫力を改善し、病気を予防することができます。プロバイオティクスは、毎日摂取することで、腸内細菌のうち善玉菌の割合を増やすことができます。免疫力を整えるためにヨーグルトを食べる習慣が有名ですが、酒さ患者にはある一定の割合で乳糖不耐症の方がいるので気を付ける必要があります。

 

★酒さにゲンチアナ根!

消化機能に異常があると、腸内細菌のうち悪玉菌が増え、免疫力の低下につながり、その結果、酒さの症状の悪化へとつながります。酒さの症状をコントロールするためには、消化機能が良い状態で維持することが重要です。ゲンチアナ根は消化機能を整える働きのある植物であり、食事の15分前にゲンチアナ根を摂ることで消化機能が助けられ、皮膚の色を整えて赤ら顔を予防してくれます。

 

★酒さにゴボウ!

酒さのように皮膚に炎症がある人にとって、身体に溜まった毒素や老廃物を取り除くこと、つまり“デトックス”はとても重要です。ゴボウにはデトックス作用があり、また、ホルモンバランスも整える働きもあります。1日3回適量のゴボウを毎日摂取し続けることで、身体から毒を取り除き、酒さの発生を抑えることができます。

 

 

【参考出典】

http://www.findhomeremedy.com/8-remarkable-natural-treatments-for-rosacea/

http://www.wholehealthmd.com/ME2/dirmod.asp?sid=&nm=Healing+Centers&type=AWHN_HealingCenters&mod=Home&tier=4&id=DFAF7A2B69824F45AA53A2D4852BFCBA
http://www.livestrong.com/article/330581-vitamin-and-mineral-
http://rosadyn.com/rosacea/suppliments-vitamin/vitamins-

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