渋谷セントラルクリニックへのご予約はこちら
お問い合せはこちら
無料ご相談はこちら

ペインクリニック

当院では線維筋痛症、筋筋膜性疼痛症候群を中心に治療を行っております。


線維筋痛症

症状・診断基準

線維筋痛症は男性よりも女性に多く、中高年の方に多い病気です。そのため自律神経失調症や更年期障害、不定愁訴などの他の病気と診断されることも少なくありません。
現在人口の1.66%、約200万人いるのではないかと疫学的に発表されております。

明確な診断基準はなく、現段階では1990年に発表されたアメリカリウマチ学会の分類基準を参考にしています。
全身に18箇所の圧痛点があり、4kgの力で押し11箇所以上痛く、また広範囲の痛みが3ヶ月続いていることが条件。他の病気があっても線維筋痛症の診断は妨げられません。血液、レントゲン、CRPという炎症反応、筋電図、筋肉の酵素、CT、MRIを検査しても異常がなく、線維筋痛症と診断できる検査がないと言われてきました。しかし海外ではホルモンバランス異常によりこうした症状が出現するのではないかと考えられています。院長はアメリカでナチュラルホルモン補充療法を専門的に勉強しており、これまで治療法がないと言われてきた人々に奇跡を起こしています。


鑑別疾患

ホルモンバランス異常、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)との鑑別が重要。SLE、関節リウマチ、UCTD、ベーチェット病、その他膠原病は確実に除外する必要あり。


治療方法

検査の結果、必要があればナチュラルホルモン補充療法を行っております。

保険で用いることが出来る薬としては抗うつ薬、抗けいれん薬を組み合わせて治療を行います。具体的には三環系抗うつ薬(トリプタノール・ノリトレン)、SSRI(パキシル・ルボックス・ジェイゾロフト)などの抗うつ薬や抗痙攣薬(リリカ・ガバペン)といった薬が主に使われます。

欧米のガイドラインではこれらの薬物療法に加えて、運動療法、栄養療法を組み合わせる事が推奨されています。当院では海外で線維筋痛症に効果的と言われているパワープレートという加速度マシーンと加圧トレーニングを組み合わせた治療を行っています。


費用の目安

  • ホルモン検査 31500円~42000円(2回のカウンセリング料含む)
  • 保険診療の適応がある場合はそちらを優先して治療を行っています。
 

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)


筋筋膜性疼痛症候群(MPS)が数多くの慢性の痛みの原因です。

当院ではMPS治療における日本の第一人者である東京慈恵会医科大学ペインクリニック診療部長の北原雅樹医師から薫陶を受けた院長の大友が治療に当たっています。

MPSは余り知られていない疾患ということもあり、大学病院などの施設で系統だった研鑽を受けた医師を探すことは非常に難しい状況にあります。

MPSの治療において重要なことは正確な診断と正しい治療です。

MPSの診断・治療においてはトリガーポイントと呼ばれる発痛点を探し、トリガーポイントに注射をする治療が有名ですが、必ずしも痛みを感じる場所に発痛点があるわけではなく、離れた場所にトリガーポイントが存在することもあるため診断・治療には経験が重要です。

症状が出現してから長い時間が経ってしまった患者様の中にはトリガーポイント注射だけでは不十分で、薬物治療や認知行動療法などの心理面からのアプローチや固まってしまった筋肉を柔らかくするためのリハビリ・エクササイズ、食事療法が必要となることがあります。

しかし残念ながら保険医療でこれらの治療をすべて提供することは非常に難しいのが現状です。

渋谷セントラルクリニックはこうした痛みを抱える患者様に慈恵医大病院で診療に当たっていた院長の大友が何とか筋筋膜性疼痛症候群の患者様にリハビリやエクササイズ、栄養療法の場をご提供できないかという考えからで設立されました。

診断

筋肉内刺激法(IMS)
MPSは非常に漠然とした概念ですが、非常に細い針で筋肉内を刺激する方法にて正確に診断することが出来ます。

【治療】

※トリガーポイント治療
局所麻酔薬をトリガーポイントに注入することにより発痛点となっている筋肉のこわばりを取り除きます。
※薬物療法
慢性の痛みにおいて抗うつ薬や抗けいれん薬は筋筋膜性疼痛症候群の治療に対して非常に有用です。不眠、イライラ、気が滅入るなどの症状は慢性の痛みに伴ってもおこる合併症です。これらの精神的な合併症に対する治療は痛みを取り除くために必須です。例えば、糖尿病から狭心症になった患者様が狭心症の治療と並行して糖尿病の治療をする必要があるのと同じく、筋筋膜性疼痛症候群においても心と体の両面から治療することが肝要になります。
※筋肉内刺激法(IMS)
トリガーポイントが多岐にわたる場合は、注入箇所が増えてしまうために局所麻酔薬の最大許容量を超えて局所麻酔薬中毒になってしまうことがあります。そういった場合は非常に細い針を使って治療を行います。
※加圧トレーニング
痛みを感じる筋肉の周辺は非常に血流が悪くなっています。日本人の佐藤博士の開発した加圧トレーニングは局所の血流を改善すると同時に筋力アップを促すことにより筋筋膜性疼痛症候群の痛みの軽減に役立ちます。院長の大友は現在東京慈恵会医科大学ペインクリニック部門にて加圧トレーニングの専門外来を行っています。

慈恵医大ホームページ

※栄養療法
筋筋膜性疼痛症候群に罹患されておられる多くの患者様にビタミン・ミネラルが不足していることが認められます。特にマグネシウムは筋肉を緩めるのに必要なミネラルですが、体内の必要量が測定できないため見逃されがちです。サプリメントの補充で筋筋膜性疼痛症候群の原因である筋肉のこわばりを取り除きます。

筋筋膜性疼痛症候群の参考サイト

無料相談窓口はこちら

筋筋膜性疼痛症候群について

東京慈恵会医科大学ペインクリニックで筋筋膜性疼痛症候群についてお知らせしているパンフレットを参考にご説明いたします。

筋筋膜性疼痛症候群とは ’慢性のひどい筋肉のコリ’ のことです。

’筋肉のコリ’は’ たいした事のない痛み’ とか ’風呂にでもつかってほっておけば治る’ と考えられていました。しかし何週間も、何ヶ月も、時には何年間も続く ’慢性の筋肉のコリ’ についてはあまり注目されてきませんでした。

これらの痛みはマッサージやお風呂で一時的には楽にはなってもなかなか完全には良くなりません。
結果として頭痛・首、肩の痛み、背中のコリ、腰痛となって人々を苦しめます。

最初は骨折、手術後の痛み、帯状疱疹等の明らかに原因のある病気や怪我だったのにもかかわらず、元の病気が治った後にも痛みが続く場合に筋筋膜性疼痛症候群である可能性があります。

あまり知られていないことですが筋肉の痛みは多くの表現をします。
ビリビリとした痺れや灼熱感を持った焼けるような痛みや電気が走るような痛みなどは筋筋膜性疼痛症候群でも起こりえます。

それだけではなく、筋肉の痛みはかなり強い痛みを引き起こします。
ex.人間の感じる痛みの中で最もひどい痛みに数えられるお産の痛みも (指を詰めるのと同じ位の痛み・・?) 子宮という筋肉の固まりが起こす痛みです。

これほどひどい痛みを引き起こす筋筋膜性疼痛症候群が診断されにくいのかには理由があります。

筋肉の痛みは画像診断法 (CTやMRI) や血液検査で特徴的な結果を示すことはないからです。

但し、診断する方法が無いわけではありません。

筋筋膜痛症候群を疑わせる所見は以下の3つです。
  • ① 筋肉が疲労しやすくなっている
  • ②筋肉が固くなって伸びにくくなっている
  • ③押すと痛みを感じる固くしこった点が筋肉内にある
筋肉が疲労しやすくなっている
例えば夕方になると痛みが増してくるとか(本当にひどくなると朝から晩まで痛いと言う人もいますが・・・)、お風呂に入ると痛みが楽になるといったことです。
筋肉が固くなって伸びにくくなっている
筋肉が固くなって伸びにくくなっているとは、専門的に言うと関節可動域(ROM)が制限されることです。
→一言で言うなら‘カラダがかたい’ということです。首を曲げたときに顎が胸に付かないとか、首を回したときに肩甲骨が見えない、首を横に傾けても45度以上曲がらない状態のことを言います。
押すと痛みを感じる固くしこった点が筋肉内にある
痛みを感じている場所の周辺に押すと痛みを強く感じる場所があることです。
(割と親指でしっかり押さないと分からないかもしれません)
筋筋膜性疼痛症候群を正確に診断する方法は筋肉内刺激法です。
筋肉内刺激法とは非常に細い針を使ってトリガーポイントを探す方法です。

そのうえで筋肉を強く押すことにより、痛みが放散する場所を見つけていくのです。

トリガーポイントを見つけ出すのには非常に経験と訓練が必要です。

トリガーポイントは痛みを感じている場所と必ずしも近いわけではありません。

ですから治療者がトリガーポイントだと思って注射やハリ治療をしていても『効かない』っということは十分に考えらえます。

【図1】 脚の痛み 

×:トリガーポイント 赤い部分:関連痛

図は 『Myofascial pain and Dysfunction The Trigger Point Manual』 より引用


【図2】 膝の痛み 

×:トリガーポイント 赤い部分:関連痛

図は 『Myofascial pain and Dysfunction The Trigger Point Manual』 より引用


【図3】 肩の痛み 棘上筋の筋筋膜性疼痛症候群

×:トリガーポイント 赤い部分:関連痛

図は 『Simons Myofascial Pain and Dysfunction. The Trigger Point Manual VOLUME 1 The Upper Body』 より引用


【図4】 肩の痛み 

×:トリガーポイント 赤い部分:関連痛

『Simons Myofascial Pain and Dysfunction. The Trigger Point Manual VOLUME 1 The Upper Body』 より引用


筋筋膜性疼痛症候群の治療として推奨されているのは

  • ① 専門家の指導下でのエクササイズ(筋力トレーニング・ストレッチ・マッサージ)
  • ② 十分な深い睡眠
  • ③ トリガーポイント療法(局所麻酔薬or筋肉内刺激法)
  • ④ リラックス

【手のしびれを訴えた45歳女性の例】

患者様はデスクワーク中心のライフスタイルです。
頸椎のMRIにて6番に神経が当たっていると指摘され、整形外科にて神経ブロック治療されていたようです。

私がはじめて診察した時に以下のような身体所見を認めました。
  • ①肩、背筋の筋力低下
  • ②腱反射は正常(脚気の検査のアレです)
  • ③親指の内側に感覚低下と知覚過敏(allodynia)を認めました。
  • ④姿勢に応じて悪化する肩、腕、前腕の痛み
この患者さんに対して、トリガーポイント治療、浅頸神経節ブロック、柔軟性の向上・筋力アップを目的として加圧トレーニングを行いました。

頸椎を中心にトリガーポイント(発痛点)を探したところ、頸椎の6番、7番の傍らに腕や肩に痛みが放散する場所を見つけました。

そこに0.5%ブピバカイン(高濃度の麻酔薬)のトリガーポイント注射をしたところ3度の治療で痛みは劇的に改善しました。

現在は痛みの再発予防のための筋力アップを目的として加圧トレーニングを用いたリハビリをしておられます。

コラム

私がエクササイズ(運動療法)に重きを置いたクリニックを始めようと思ったきっかけが筋筋膜性疼痛症候群との出会いです。

私にとって筋筋膜性疼痛症候群はペインクリニックで働きだすまで聞いたことが無い病名でした。
大学のペインクリニック外来で診察をしていると身体所見では特に目立った症状が無いにもかかわらず強い痛みを訴えている患者さんをよく拝見いたします。(身体所見:感覚が低下したり、脊髄反射が鈍くなったり、筋力が落ちているなどの他覚的所見のこと)

大学病院を受診される多くの方が痛みの主な原因として『心因性』と診断されていることが少なくありません。

なぜこうなるかというと、筋肉が強い痛みを生じる‘臓器’だという概念が医療者側に余りないからだと思います。

ですから神経が問題ない(ex.手術をして神経の圧迫を取っている)にもかかわらず、痛みを訴えていると原因がわからなくなるわけです。ただ、筋肉が痛みを引き起こすという概念で患者さんを診察すると原因不明といわれていた多くの方の痛みの原因が筋筋膜痛症候群で説明されることが少なくありません。

僕が筋筋膜痛という概念に出会ったのは、慈恵医大のペインクリニックに北原雅樹先生が赴任された時です。

筋肉そのものが非常に強い痛みをおこすという概念で患者さんを拝見するとそれまで原因不明と思われていた痛みの治療がスムーズに進んだことを今でもよく覚えています。

ただ治療をしていると痛みが生じてからある程度の期間が経過した患者様がトリガーポイント治療に反応しにくいことにしばらくして気がつきました。
北原先生はこうした患者様にはカラダをほぐすようなストレッチングと全身に血流を行き届かせるための軽い有酸素運動が重要と説いておられましたが、痛みのある患者様にエクササイズをしていただくことは非常に難しいことを実感いたしました。

どうにかこうした患者様にエクササイズをしていただく場所をご提供できないかとスタートしたのが当クリニックです。エクササイズは数か月の時間はかかりますが、徐々に筋肉の異常な緊張をほぐすのに有効で徐々に痛みを感じなくなってきます。

渋谷に移転したことを機に、栄養療法にも気を払うことにより多くの患者様に筋筋膜性疼痛症候群に対する総合的な治療を行える施設が作り上げられたと考えております。これからも大学病院を始めとする施設と提携しながらより良い医療をご提供できるよう努力してまいる所存であります。

医療費控除の対象となる場合がございます。お気軽にお問合せ下さい

無料相談お問い合わせはコチラ

ページトップへ