ビタミンAは脂溶性ビタミンの1つで、さまざまな生物学的機能に関わっています。
ビタミンAは動物にのみ存在し、その前駆物質であるβ-カロチン(プロビタミンA)は、果物や野菜にも存在します。
ビタミンAの代表的な効果
- 皮膚や粘膜を正常に保つ
- 夜盲症を防ぐ
- がんのリスクを軽減
特に、視覚障害については、ビタミンAが不足することで目の角膜や粘膜がダメージを受けた場合、症状が悪化すると失明してしまうこともあります
ビタミンAの供給源となる食材
天然ビタミンAは、動物由来の食品に多く含まれます。
鶏レバー 4.3g(1かけ弱)
豚レバー 4.6g
牛レバー 5.0g
ヤツメウナギ 8.0g
マーガリン 33g(4~5cm角くらい)
プロセスチーズ 250g
卵(生) 316g(5個強)
牛乳 2069g(2リットル強)
※2000IUを摂取するのに必要な食材量
ビタミンAの効果
皮膚や粘膜の正常保持・視覚の正常化・成長および分化に関与します。
- 細胞が正常に再生するのに必要とされます。
- 視力、正常な成長、皮膚、骨、生殖器の維持に不可欠。
- 呼吸器感染症に対する抵抗力の獲得や免疫能の増強を補助。
- 抗がん作用を有します。
- にきびや乾癬のような皮膚症状の治療にも有用です。
- 成長ホルモンの産生を刺激する能力があります。
- 甲状腺が健常に働くのを助けます。
ビタミンAの不足
ビタミンAが欠乏すると、以下の症状を引き起こします。
- 夜盲症
- 視覚障害
- ドライアイ
- 皮膚や粘膜の乾燥、
- 感染症への感受性増大
- 副鼻腔や気管支の感染症
- 味覚嗅覚の喪失
- 成長障害
- 胎児の奇形
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