2010年4月22日
前回に引き続いて 『Aerobic Interval Trainig vs Continiuous Moderate Intensity Exercise as a Treatment for the Metabolic Syndrome』Ciruculation 2008 詳しくはこちらをご参照ください http://circ.ahajournals.org/cgi/content/abstract/118/4/346 からお話を進めたいと思います。 この研究では 『高負荷のエクササイズプログラム』がメタボを改善するために有効だと結論しています。 16週間後に『高負荷のエクササイズプログラム』をしていた患者の50%がメタボからの脱却に成功し、これまでの低負荷の有酸素運動に比べて高負荷のエクササイズをした群ではメタボ治療の有効性が高かったとしています。 (この結果にビックリされる方もいると思いますが、私たちのクリニックではメニューに従っていただければ2か月以内に大半の方がメタボから脱却されます) 具体的にどんな風に良かったというかと… 血管内皮機能の改善⇒血管の詰まりに大きな役割を果たしている臓器 脂肪と筋肉でのインスリン反応性の向上 ⇒血糖調整に大きな意味を持つ 血圧と体重はどちらのエクササイズでも減少した⇒運動って素晴らしいですよね。 医療者じゃない方向けに平たく申し上げますと、 高負荷の有酸素運動は将来の重大な合併症を予防するのに有効だということです。 これって重要ですよね。 次回はもう少し具体的なメニューと改善点についてご報告したいと考えております。 お楽しみに。 恵比寿セントラルクリニック 院長 大友博之
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